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 情報公開制度を所管する組織のトップが、知らないはずの請求内容を知っていた。しかも、自らに関わる公開請求の内容だ。野田聖子総務相をめぐって明らかになった問題。本来、情報の漏出防止を指導する立場の野田氏は、さらに第三者に知り得た情報を漏らしていた。制度をめぐって漏出の事例は後を絶たないが、事態はより深刻だ。

 「まとめてお答えしたいと思う」

 20日朝に官邸で行われた閣議後会見。朝日新聞が情報公開請求した内容を第三者に漏らした経緯について質問されると、野田氏は事前に用意していた紙を手に説明した。

 「私の事務所の活動について情報公開請求が行われていると聞き、懇親会の席で話題に提供したことは記憶している。ただ、時期、誰からというのは定かではない。様々な関係者がいるなかで、色々な端々の中で出てきた話題の一つ」

 よどみない説明はここまでだった。

 総務省は、情報公開法を所管する。そのトップとして、請求内容が漏れ伝わったことについて調査する意向があるかを問われると、「それは明確に事実が、漏出しているということではなかったわけで、そういう話があるような、そんなような感じ、みたいな」

 時折、両目を閉じて答えに窮する場面もあった。

 朝日新聞は約1カ月前の6月19日に請求内容の漏出について把握している内容を詳細に記した質問状を野田氏の事務所に送り、見解を求めた。しかし、その後、繰り返し要請しても回答も連絡も一切なかった。この日の会見で記者が質問し、初めて答えた。

 野田氏は5月の閣議後会見で、安倍晋三首相と学校法人「加計学園」について聞かれ、こう述べている。「説明責任を果たしていくことが一番大事だ」(長谷文、沢伸也)

■請求者側の情報漏出、後を…

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