神経剤「ノビチョク」事件、重体だった男性退院 英南部

ロンドン=下司佳代子
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 英南部エイムズベリーで6月30日に神経剤「ノビチョク」にさらされたとみられる40代の男女が意識不明の重体で見つかり、その後女性が死亡した事件で、男性が20日に退院した。入院先の病院が発表した。

 退院したのは、女性のパートナーのチャーリー・ローリーさん(45)。警察などによると、2人は住宅街で倒れ、ローリーさんの自宅からノビチョクの入った小瓶が見つかった。BBCはローリーさんの兄弟の話として、小瓶は香水の瓶だったと伝えている。英政府は、3月にロシアの元スパイらが狙われた殺人未遂事件でもノビチョクが使われたとみており、警察は、両事件で使われたノビチョクが同じものかや、男性の自宅になぜ小瓶があったかも調べている。

 3月の事件では、英政府はロシアを非難。英PA通信は関係者の話として、警察がすでに複数の容疑者を特定しており、ロシア人数人が関与していると伝えている。(ロンドン=下司佳代子)