仏ロ、共同でシリアに人道支援 空爆で対立、関係改善へ

パリ=疋田多揚
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 フランスとロシアは20日、シリア内戦の激戦地だった首都ダマスカス近郊の東グータ地区に共同で人道支援物資を送ると発表した。両国は4月の米英仏軍によるシリア空爆で対立が深まっていたが、関係改善に踏み出した形だ。

 仏大統領府によると、ロシアが近日中に仏国内から貨物機で医薬品を中心とした物資をシリアに輸送する。反体制派の拠点だった同地区は、激しい戦闘の末アサド政権軍が4月に制圧。AFP通信によると、地区への支援物資の輸送はアサド政権に阻まれることがあったが、政権の後ろ盾であるロシアはフランスに対し、政権が今回は妨げないと保証しているという。

 ロイター通信によると、ロシアのプーチン大統領とマクロン仏大統領は今月21日、電話会談で同地区への支援について協議した。(パリ=疋田多揚)