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 ユニークな外観で建築学的価値も高いとされる旧都城市民会館が保存活用か解体か大詰めを迎えている。閉館後の2009年に学校法人南九州学園(宮崎市)が無償貸与を受けたが利用のめどが立たず、昨年末、市に返還を申し入れた。市は今月、存廃の意見を聞く市民アンケートを実施。その結果などを踏まえ、8月中に池田宜永市長が存廃の最終判断を下す予定だ。

保存再生工事費 学会試算8.4億円

 旧市民会館は、戦後を代表する建築家の一人だった故・菊竹清訓(きよのり)氏が設計し、1966年に完成した。菊竹氏や故・黒川紀章氏らが提唱した、時代や用途の変化に応じて建築物も都市も新陳代謝していくという「メタボリズム」建築運動の代表的建造物とされる。

 今月14日、都城高専で、日本建築学会による旧市民会館再生活用計画案の報告会があった。

 学会は、返還申し入れが明らかになった今年3月以降、学会長の古谷誠章・早大教授を委員長とする特別委員会を設置した。メンバーは鯵坂徹・鹿児島大教授、林田義伸・都城高専名誉教授、ゼネコンや設計事務所の実務家ら計15人。6月末に報告書をまとめた。

 古谷氏は報告会で市民ら約50人を前に「あの独特の風貌(ふうぼう)の建物を見ると『ああ都城に来たな』と実感する。このように土地と強く結びついた建物は世界的にも多くはない。パリで言えばエッフェル塔のようなものだ」と訴えた。

 報告書では「基本構造は健全で…

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