相馬の浜、にぎわい戻る 震災後初の海開き 福島

江川慎太郎
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 東日本大震災による津波で防波堤などに大きな被害を受けた福島県相馬市の原釜尾浜海水浴場が21日、8年ぶりに再開した。震災以降、県内の海水浴場はいわき市の3カ所で再開しているが相双地方では初めて。8月19日まで開設される。

 原釜尾浜海水浴場は遠浅の海岸として知られ、震災前は市内外から年間3万~5万人が訪れた。防波堤の復旧やがれきの撤去などが終わり、安全が確保されたとして、再開を迎えた。

 この日は、安全祈願祭の後、海開きの式典があり、震災と津波の犠牲者に黙禱(もくとう)を捧げた後、青空に風船を飛ばして再開を祝った。

 海の家が並んだ海水浴場の砂浜には、色とりどりのビーチパラソルやテントの花が咲き、盛夏らしい光景が戻った。市内から8歳と3歳の子どもを連れて訪れた会社員の鈴木順一さん(41)は「海で泳いだことのない子どもたちに海の開放感を味わってもらいたくて来ました。ようやくここまで復興したと感じ入っています」と話した。(江川慎太郎)