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 風俗店の捜査情報漏洩(ろうえい)をめぐり、大阪府警の巡査長2人が加重収賄容疑で逮捕された事件で、贈賄容疑などで逮捕された府警OBについて、府警が「気をつけろ」と内部で注意喚起していたことがわかった。OBは風俗店などを顧客に持つ行政書士事務所に就職しており、職務上、情報を求めて現職警察官に接触するのではないかと事件前から懸念されていたという。

 監察室によると、府警OBの阿田(あだ)裕俊容疑者(33)は曽根崎署生活安全課などで違法風俗店の摘発などに従事していたが、2015年11月に依願退職し、行政書士の雨堤孝一容疑者(40)=贈賄容疑などで逮捕=の事務所に就職。この事務所が風俗店などの許認可申請の代行業務をしていたため、府警は利害関係のある部署に対し、阿田容疑者と接触しないよう口頭で注意してきたという。

 しかし、いずれも巡査長の篠原渉容疑者(35)と小野勇気容疑者(34)は、阿田容疑者から接待を受け、見返りに捜査情報を漏らした疑いがある。漏洩した情報には、捜査対象の店名や家宅捜索時期のほか、逮捕予定人数や担当の取調官といった詳細な情報も含まれていたとされる。3人は同時期に曽根崎署で勤務しており、府警は阿田容疑者が当時の関係を利用したとみている。