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 通常国会が幕を閉じました。1年後には参院選が迫ります。野党の役割は何なのか。巨大与党とどう対峙(たいじ)すべきか。「1強多弱」のなかでの野党のありようを考えます。

     ◇

 「おかしいよっ」「何をやってんだ」

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案の付帯決議案を読み上げる国民民主党の矢田稚子氏の声が、同じ野党議員たちの激しいヤジでかき消された。

 7月19日夕の参院内閣委員会。付帯決議案が文案通り可決されると、矢田氏は涙をぬぐい、同僚議員に肩を抱かれて退室した。

 刑法が禁じる賭博を例外的に認めるカジノ実施法には、立憲民主党など野党6党・会派が反対した。国民も、だ。しかし、立憲などが法案の採決そのものに抵抗したのに対し、国民だけは付帯決議で政府に注文を付けることを条件に採決を容認した。

 その数時間前。

 参院議長の不信任決議案を出した国民の大塚耕平共同代表が本会議場の演壇からカジノ実施法案の問題点を説き、議長の姿勢を指弾していた。「これではギャンブル依存症促進法案だ」。その議場の隅で、自民党議員と付帯決議案の文案を調整したのが矢田氏だった。ヤジを飛ばした野党議員にとって、国民の態度は政府・与党への「迎合」だった。

 当の矢田氏は涙のわけをこう語った。

 「欠陥だらけの商品(カジノ実…

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