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(22日、高校野球南北海道大会決勝 北照15―2駒大苫小牧)

 風に乗った打球が、中堅手の頭上を越えた。八回2死三塁。北照の4番・岡崎は迷わず二塁を蹴り、三塁まで到達した。七回までに、単打も二塁打も本塁打も打っている。サイクル安打の達成だ。

 大記録にも、「最後のアウトを取るまで集中しようと思った。地区大会から(投手の)原田に頼りっぱなしだったので」と岡崎。4連投のエースを少しでも楽に投げさせてやりたいという思いが、最高の形になった。

 2年前は不祥事が続き、野球部は存亡の危機だった。あいさつをする、道具を大切にする。当たり前のことを徹底して、再生に取り組んできた。「ここに立っていることが想像できなかった」。主将の三浦は、涙をこらえきれなかった。(山下弘展)

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