[PR]

 第100回全国高校野球選手権記念山梨大会(朝日新聞社、県高野連主催)は、山梨学院が3年連続8回目の優勝を果たし、36校35チームの頂点に立った。熱戦が展開された大会を振り返る。

 山梨学院は投打の総合力で抜きんでていた。

 初戦の山梨戦。5番の野村健太が2打席連続本塁打を放ち、投げては昨夏甲子園のマウンドを経験したエース垣越建伸が9者連続三振を奪う好発進。

 初の甲子園を狙う帝京三との決勝では、序盤と終盤に4番中尾勇介、5番野村の計6長短打などで加点。先発鈴木博之、垣越、星野健太の3投手が継投し、安打数で上回る帝京三に12―4で大勝する試合巧者ぶりを見せつけた。

 公立で唯一4強入りした古豪、甲府工の快進撃は大会を盛り上げた。

 9年ぶりのノーシードで挑み、初戦で昨夏4強の駿台甲府と対戦した。エース渡辺涼太と駿台甲府の好投手、荘司宏太の左腕対決は白熱の投手戦となり、延長11回の激闘の末サヨナラ勝ち。準々決勝の日本航空戦も八回の集中打で逆転勝ちした。準決勝の山梨学院戦は連投の渡辺の球威が落ち、打ち込まれた。

 競った試合も多かった。3回戦の都留と市川、吉田と日川の対戦はいずれも1点差。準々決勝では帝京三が日川を1点差で下した。同じく準々決勝、東海大甲府に挑んだ甲府城西はコールド負けしたものの、2度勝ち越すなど終盤まで1点差の接戦だった。

 明暗を分けたのは投手陣の継投だ。最高気温が37度前後の猛烈な暑さは投手に厳しい環境となった。マウンドを任せられる2番手、3番手投手がいるかどうかが試合を左右し、複数投手の必要性を印象づけた。(市川由佳子、野口憲太)

こんなニュースも