熱中症で救急搬送、昨年1年間より多く 3500人超に
東京消防庁は23日、管内(稲城市と島嶼〈とうしょ〉部を除く東京都内)の22日の救急出動件数は3125件(速報値)で、1日あたりの件数としては救急業務を始めた1936年以降で最多だったと発表した。今月17日以降、最多を更新するのは4回目。
熱中症の疑いで今年搬送された人も22日までに計3544人(同)となり、昨年1年間の計3454人を超えたと明らかにした。23日も、午後3時までに7~94歳の男女167人を搬送したという。
同庁によると、65歳以上の高齢者は住宅や道路で、10代は運動施設や学校で、それぞれ熱中症とみられる症状を訴えることが多いという。同庁は、こまめな水分補給や屋外での行動を控えることなどを呼びかけている。
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