[PR]

 西日本豪雨のさなか、一緒にいた父親の一言で、命を救われた女性がいる。父親は直後に流された。

 周囲を山に囲まれた広島県呉市の安浦町中畑地区。家々が点在する中に、父娘が暮らしていた2階建ての住宅がある。

 高取久美子さん(41)と父親の良治(よしはる)さん(67)。母親は入院中で不在だった。

 6日午後8時ごろ、呉市では1時間に50ミリを超える激しい雨が降っていた。

 自宅の裏口付近では、大量の水が坂を下り始めていた。良治さんは、ついたてを立てて水の流れを変えようと、大雨に打たれながら作業をしていた。久美子さんも外に出て、懐中電灯で良治さんの手元を照らしながら傘を差した。

 ほどなく、良治さんが言った。「中におれ。避難のために持ち出せるものを準備しとけ」

 豪雨の中、家の中に戻り、カバンに衣服を詰め込んでいた時に、電気が消えて室内が真っ暗になった。窓から懐中電灯で外を照らすと、裏口まで大量の土砂が流れ込んでいた。

 玄関を開けて、「お父さーん!…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら