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 成田空港で6月29日に着陸した大韓航空機(ボーイング777―300型)の車軸が折れて動けなくなったトラブルで、国の運輸安全委員会は24日、車軸に以前からひび割れが生じていた可能性があると発表した。原因は調査中だが、国内では全日空の28機、日本航空の27機が、同じ車軸を使用している。国土交通省航空局は同日、両社に車軸の点検を指示した。

 安全委によると、折れたのは大韓航空機の右側の主脚のタイヤをつなぐ車軸。破断面を調べたところ、一部が黒く変色していた。ひび割れが生じた箇所で、腐食や金属疲労が進み、異物がしみ込み、強度が低下していた可能性があるという。車軸は2009年7月に交換されたもので、10年間の耐用年数はすぎていなかった。

 安全委は、このトラブルを深刻な事故につながりかねない重大インシデントとして調査している。(伊藤嘉孝)