拡大する写真・図版 船舶検査訓練で容疑船役の貨物船に乗り込む海上自衛隊員ら=7月25日午前、房総半島沖、藤田直央撮影

[PR]

 大量破壊兵器の拡散防止構想(PSI)に基づく海上での多国間訓練が25日に房総半島沖であり、自衛隊や米軍、韓国沿岸警備隊などが参加した。海自は船舶検査を実施。護衛艦が疑わしい貨物船を止まらせ、防弾チョッキをつけてボートで乗り込んだ隊員らが銃を構え、船内を捜索する手順を確認した。

 PSIは、2003年に米ブッシュ政権が「ならず者国家」やテロリストに核・生物・化学兵器や関連物質が密輸されないようにと提唱し、日米韓豪や欧州など21カ国が今の中心メンバー。多国間訓練は毎年あり、日本開催は4回目だ。

 「特定の事態や対象国を想定しない」とされるが北朝鮮の核・ミサイル開発は念頭にあり、PSI関係国は国連安保理決議による禁輸措置への協力を5月に改めて表明している。今回の訓練に海上保安庁の船は加わらなかった。日本海での北朝鮮漁船の違法操業や尖閣諸島に近づく中国公船への対応に忙しいためだ。(藤田直央

こんなニュースも