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原発ゼロをたどって

 福島の原発事故から7年あまり。安倍政権が推し進める原発政策にあらがい、「原発ゼロ」の実現をめざす人々を追う。(文中敬称略)

     ◇

 聴衆の傘に雪が積もっていた。元首相の小泉純一郎(76)はその光景を忘れない。

 2014年2月8日夜。元首相・細川護熙(もりひろ)(80)と挑んだ都知事選の選挙戦最終日は記録的な大雪だった。JR新宿駅前で選挙カーの上に立つと、聴衆の傘が雪でみな真っ白だった。待ってくれていたんだ――。

 翌9日の投開票で、細川の得票は、当選した舛添要一の約211万票に遠く及ばず、次点の宇都宮健児の約98万票をも下回る約96万票だった。

 同日夜の会見で、細川は小泉から寄せられたファクスを読み上げた。「細川さんの奮闘に敬意を表します。これからも『原発ゼロ』の国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります……」

 小泉は今回、朝日新聞のインタビューに、その時の気持ちをこう語った。

 「そら、みろと。原発は争点にならなかった、これで小泉・細川も『原発ゼロ』運動をやめるだろう、という声が入ってきた。それへの反発の気持ちもあった。終わったんじゃない、これから始まるという意欲を示したいとファクスを送ったんだよ」。やめるつもりはさらさらなかった。

 そんな小泉に熱い思いを抱いた…

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