【動画】「マンガ図書館Z」を運営する漫画家の赤松健さん=岩田智博撮影
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 無料で漫画が読み放題! こんなうたい文句で、古い漫画をネット上で自由に読めるようにしているのが「マンガ図書館Z」だ。実業家としての顔も持つ漫画家の赤松健さん(50)が、運営会社を率いて、10年以上前から海賊版対策としてコツコツとラインナップを増やしてきた。赤松さんは、海賊版サイト「漫画村」が大きな人気を博したことで、逆に漫画産業が生き残る道が見えたという。その理由を聞いた。

 ――漫画村に大きな可能性を感じたというのは、どういうことですか。

 こういう都市伝説をご存じでしょうか。「最近の幼稚園児や小学生は、マンガの読み方が全くわからない子が増えている」というものです。どのコマから読み始めてどっちに進んでいくのかわからないので、マンガなんかいずれ滅びるよ、というのです。しかし、驚いたことに漫画村が膨大に読まれた。小学生も社会人もみんな驚くほど読んでいて、みんなまだまだマンガを読むんだ、ということがわかったんですよね。

 それなら、その層をなんで正しくマネタイズ(収益事業化)しようと思わないのか。そんなに読んでもらえるんだったら、ぜんぶ根こそぎ作者連合と出版社連合が受け継いでしまえばいいでしょう。まるまる漫画村の読者層をもらえば、すぐに世界最大の漫画サイトになります。そして、その余勢を駆って世界市場に進出したらどうか、というふうに私は考えました。

 ――運営されている「マンガ図書館Z」はどんな仕組みなんでしょうか。

赤松健
あかまつ・けん 1968年生まれ。日本漫画家協会常務理事。ラブコメ「ラブひな」で講談社漫画賞の少年部門を受賞。「魔法先生ネギま!」などの作品があり、現在は「UQ HOLDER!」を別冊少年マガジンに連載中。

 「マンガ図書館Z」は、主に絶版になった古い作品を収録しています。絶版になったり単行本化されなかったりしたマンガや、出版社の許可を得たマンガなどを広告をつけて無料で配信し、広告利益を作家にお渡しするという仕組みです。8千以上の作品が載っていて、毎月100万人以上が見ています。

 サイトを訪問してそこで読むだけでなく、マンガが手元にほしい人には、個人向けならばコピー自由の「電子透かし入りPDF」という仕組みでデータ販売もしています。広告がなくなったり成人向け作品を見たりできる月300円のプレミアム会員も多数います。

 ――漫画村との違…

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