敦賀気比、バースデーボーイ導いた甲子園 打線信じ好投

高岡佐也子
[PR]

 (25日、高校野球福井大会決勝 敦賀気比2―1若狭)

 打線を信じ、腕を振った。敦賀気比の決勝のマウンドを託されたのは、2年生エースの左腕木下。「この日にかけていた」と、序盤から最速138キロの直球がさえる。100キロに満たないカーブを要所で織り交ぜ、七回まで被安打2で無失点と好投し、3年生の坂井にバトンをつないだ。

 準決勝までの4試合で計46得点と好調だった打線はこの日、好機に一本が出ずに苦しんだ。だが、木下は「いつかこういう試合で投げることになると思っていた。打線を信じて投げるだけだった」。

 振り返れば、3試合に登板し、12回3分の1を投げて無失点。「今日は悪いところがなかった。甲子園でも同じように投げたい」。この日は17回目の誕生日。甲子園行きの切符がプレゼントになった。高岡佐也子