文科省、東京医科大に不正入試の調査要求 過去6年分

増谷文生
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 文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件で、文科省は25日、前理事長らが贈賄罪で起訴された東京医科大の幹部らを呼び、入試に不正がなかったかを調べて報告するよう求めた。報告内容によっては、私学助成を配分しないなどのペナルティーを検討する。

 同大前理事長の臼井正彦被告(77)と前学長の鈴木衛被告(69)は、同大を支援事業の対象校に選定するよう依頼した見返りに、前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=の息子を不正合格させたとされる。文科省はこの日、宮沢啓介副学長(学長職務代理)ら3人に、過去6年分の入試を調べるよう求めた。

 宮沢副学長は面会後、記者団の取材に応じ、「大学入試の公平性・公正性、社会からの信頼を大きく失うような事態を招いたことを、大学を代表して心からおわびします。内部調査は8月上旬をめどにまとめたい」と述べた。

 一方、文科省も事件の「当事者」だ。東京医大に調査を求めた三浦和幸・大学振興課長は「大臣からの指示を受け、所管業務として入試のプロセスが適切だったか、調査を要請した」と話した。増谷文生