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 滋賀大会は27日、皇子山球場で準決勝2試合がある。4試合で37得点を挙げた強打の滋賀学園と10年ぶりに4強入りした綾羽、昨夏準優勝校の近江と昨夏の覇者彦根東を破った近江兄弟社がそれぞれぶつかる。4校のこれまでの戦いや特徴を紹介する。

滋賀学園

 滋賀学園は4試合で長打23本を含む計48安打37得点と打撃力が光る。3回戦で第1シードの比叡山に打ち勝ち、他の3試合ではコールド勝ちを収めた。

 高校通算35本塁打の光本将吾(3年)は、今大会でも2打席連続を含む計3本塁打を放ち、打率は6割を超える。比嘉海斗(3年)、比嘉天佑(2年)も5割以上と好調だ。試合ごとに打順を入れ替え、下位打線の得点力も侮れない。

 投手陣では、竹本徹(2年)が2試合で与四死球0と持ち味の制球力を発揮。昨春の選抜を経験したエースの宮城滝太(3年)は2試合で打者18人から10三振を奪っている。主将の狩野祐人(3年)は「点を取られても取り返す、打ち勝つ野球をしたい」。(石川友恵)

滋賀学園の戦績

・1回戦9―0安曇川

・2回戦8―1彦根工

・3回戦10―6比叡山

・準々決勝10―1水口

綾羽

 決勝に進んだ90回大会以来10年ぶりの4強入りを果たした綾羽は、3試合で5投手を起用。すべて継投で勝ち上がってきた。

 初戦の2回戦はエース吉川純平(3年)と太田翔士(2年)で零封。3回戦は先発の小山孝治(2年)を岡田雅英(2年)が好救援、逆転して太田、吉川とつないだ。準々決勝も3投手で守山北の強打を封じた。

 打線は野間海斗(3年)と桑名健介(2年)が打率5割と好調。山本大樹(3年)も三塁打2本と長打力を発揮している。

 松川航大主将(3年)は「守備でリズムをつくって攻撃につなげられている。昨年の秋季大会で負けた滋賀学園にリベンジしたい」と意気込む。(大野宏)

綾羽の戦績

・2回戦3―0光泉

・3回戦7―5膳所

・準々決勝13-1守山北

近江

 2年ぶりの夏の甲子園を目指す近江は、2、3回戦を5回コールドで圧倒し、準々決勝も点差以上に地力の高さを見せた。失点1、打率4割2分5厘と投攻守に安定感がある。

 投手陣は、140キロ台の直球が持ち味の金城登耶(3年)、打たせて取る林優樹(2年)の二枚看板が中心。3回戦で5回参考記録ながら「完全試合」を達成した佐合大輔(3年)も調子が良い。

 打線は、瀬川将季(3年)が4本の三塁打を放つなど打率6割と好調。メンバーただ一人の1年生土田龍空は身体能力が高く、小技も使える。4番の北村恵吾(3年)も勝負強い。

 中尾雄斗主将(3年)は「準決勝からは接戦になるだろう。次も総力戦で勝ちたい」と意気込んでいる。(比嘉展玖〈ひらく〉)

近江の戦績

・2回戦17―0能登川・長浜農

・3回戦10―0甲西

・準々決勝5―1八幡商

近江兄弟社

 近江兄弟社は今大会3試合すべてで先制点を挙げ、勢いそのままに押し切ってきた。25年ぶりの夏の甲子園出場を目指す。

 いずれも小沢佑大(3年)が1人で投げきり、自責点は1。伸びのある直球とよく曲がるスライダーを操り、緩急をつけた投球がさえる。配球は捕手平井隼人(3年)のリードに全幅の信頼を寄せる。

 打撃では、今のところ本塁打はないものの、三塁打は5本を数えるなど長打力も期待できる。今大会打率7割を誇る中軸の犬丸悠也(3年)と、11打数7安打の鈴嶋進也(3年)の好調さが目を引く。

 口分田(くもで)楓太(ふうた)主将(3年)は「足を使いながら終盤まで集中して戦い、昨秋、今春と負けている近江にリベンジしたい」。(宮城奈々)

近江兄弟社の戦績

・2回戦4―1八日市

・3回戦8―1伊吹

・準々決勝7―1彦根東

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