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 東京都の小池百合子知事は2日で就任から2年。旋風を起こした1年目の勢いは、昨秋の衆院選を経て失速。危機感を抱えつつ、巻き返しの道を探っている。

 「東京都に相談なく話を進めるなんて」。今年5月、小池氏は都幹部を前に、いらだちを見せた。

 この日、2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が子どもらにチケットを格安で売る方針が明らかになった。小池氏も同様の施策を打ち出す考えだったが、先を越された形だった。

 知事就任当初、小池氏は経費分担をめぐり組織委と対立。その後も組織委と都の溝はなくなっていない。7月27日に組織委会長の森喜朗元首相らが安倍晋三首相に検討を申し入れたサマータイム(夏時間)導入も事前に知らされていなかったという。

 小池氏は、「敵」と戦う姿勢を見せて世論を味方につけ、知事選や都議選で勝利を重ねた。だが、希望の党を率いた昨秋の衆院選で、「排除」発言の影響もあり、惨敗。国政からも離れた。朝日新聞社の7月28、29両日の都内有権者が対象の世論調査で、支持率は49%。昨年6月下旬調査時の59%から下落した。世論の追い風がないまま、自民党などに対抗する形だ。

 だが、「防戦」に回る場面も目立つ。昨年12月には与党主導で地方消費税の清算基準の見直しが決まった。小池氏は繰り返し政府・与党の方針を批判したが聞き入れられず、今年度の都の税収は1千億円減の見込みだ。今年5月も、国は法人税収の大都市分を減らし、地方分を手厚くする検討を本格化。7月の全国知事会で「大都市の狙い撃ちだ」と訴えたが、賛同は広がらない。都幹部は「周りは敵ばかり」と漏らす。

 小池氏は、旧新進党時代に師弟…

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