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 15日の終戦記念日を前に、「戦中・戦後の暮らし」をテーマにした特別企画展(県遺族会など主催)が、徳島市雑賀町東開の県戦没者記念館で開かれている。様々な困難や制約を耐え忍び、家族や地域を守った当時の人々の努力を物語る資料60点が展示されている。15日まで。

 展示されているのは、徳島大空襲の熱で溶けたガラス片や病人に許された卵の購入票、灯火管制用の電灯や笠など、県立博物館から借りた約30点と、東京の国立博物館「昭和館」から借りた、戦中戦後の暮らしを紹介するパネル30点。県民4人の体験談などを収録したDVDの上映もある。

 藍住町奥野の高塚富子さん(74)は「大空襲では母が赤ん坊だった私をおぶって吉野川橋の下に避難したと聞いた。前川町にあった家は焼け、戦後は一家で佐那河内村の開拓に従事し、大変な苦労をした。兄は南方で戦死した。戦争はいやだ。若い人にももっと知ってほしい」と話す。

 入館無料。11日午後1時半からは、福良昭さん(78)=徳島市=が徳島大空襲や終戦直後の生活などの体験を話す。問い合わせは県遺族会(088・636・3212)。(福家司)