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 家族がテーマのアニメ映画を立て続けに見ました。公開中の細田守監督作「未来のミライ」は前回の本欄でご紹介した通り。来週取り上げる予定の日中コラボのオムニバス「詩季織々」(8月4日公開)もそうでして、3本のうちメインを張るリ・ハオリン監督作「上海恋」は、新海誠監督の「秒速5センチメートル」にオマージュを捧げる形で初恋の切なさをノスタルジックに描くと同時に、上海の古い街と家族の歴史をそこに重ね合わせます。7月21日に東京都内で特別上映会が行われた台湾の秀作「オンハピネスロード」は、台湾の現代史を背景にして主人公の女性の成長と家族の移ろいを描きます。

 今回は、まだ日本での劇場公開が決まっていない(ぜひとも公開してほしい)「オンハピネスロード」と、全米興行収入が5億ドル(約557億円)を超えアニメ映画歴代1位となったCGアニメ「インクレディブル・ファミリー」(日本公開8月1日)をご紹介します。「Mr.インクレディブル」に続いて監督したブラッド・バードさんにインタビューで超特大ヒットの理由を聞いたら、「何より『家族』という要素が大きい。親子、きょうだい、夫婦など、人は様々な形で家族とのかかわりを経験しているから、主人公である家族の中の複数のキャラクターに共感できるんだ」。なるほど。

 サン・シンイン監督の「オンハピネスロード」は、苦学の末に米国で中流の暮らしを手に入れた主人公が、大好きだった祖母の葬式で帰郷し、幼い頃の思い出に浸りながら自身の生き方を見つめる物語。3月に開催された「東京アニメアワードフェスティバル2018」のコンペティション部門で長編グランプリを獲得、同フェスティバル実行委員会などが今回の上映会を開きました。そのテイストをざっくり言えば、「ちびまる子ちゃん」と「おもひでぽろぽろ」を合わせたような感じでしょうか。

 ビジュアルの華やかさや動きの…

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