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 国連のグテーレス事務総長が「例年よりも早く現金が底をつきそうだ」と、財政難を伝える文書を職員に出した。加盟国の分担金の支払いが遅れているためだ。

 グテーレス氏は25日付の文書で、「今回の現金不足は、かつてのものと異なる。現金収支がこの時期に、これほど低迷したことはない」と訴えた。そのうえで、業務に支障のない範囲で支出を削減する方針を示した。

 国連によると、26日時点で、193の加盟国のうち日本や中国、ドイツなど112カ国が分担金を払ったが、残り81カ国は未払いのまま。最も国連の財政に貢献している米国のほか、北朝鮮やイラン、イスラエルなどが含まれている。

 国連は、予算を支出する時期が国ごとに異なることは理解しているとしたうえで、未払い分の分担金の支払いを強く訴えている。(ニューヨーク=金成隆一)

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