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JAXA複数事業で便宜か

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の業務をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された文部科学省前国際統括官の川端和明容疑者(57)が、医療コンサル会社元役員の谷口浩司容疑者(47)に複数の便宜供与を図った疑いがあることが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、川端前統括官が取り計らいをするたびに、飲食接待を受けていたとみて調べている。

 特捜部は27日、茨城県つくば市のJAXA筑波宇宙センターを家宅捜索した。

 関係者によると、川端前統括官は出向先のJAXAで、2015年4月から17年3月まで理事を務めた。契約や宇宙教育などを統括する立場で、一部業務では契約の審査責任者だったという。

 JAXAは文部科学省所管の国立研究開発法人で、衛星の研究や運用、宇宙利用に関する啓発活動などを行っている。関係者によると、川端前統括官はこうした業務のうち災害対策に関する事業で、谷口元役員がいた医療コンサル会社側の業務に絡んで便宜を図ったとみられるという。

 また、川端前統括官が谷口元役員の依頼を受け、東京医科大学が16年11月に開いた講演会への宇宙飛行士の派遣を実現させた可能性もあるという。川端前統括官は当時、講師の派遣先の選定に関与していたといい、特捜部は、親交があった同大学から口利きを求められた谷口元役員の依頼を受けた可能性があるとみて調べている。

接待漬け、業者ら同席

 「接待、接待、接待だよ。物をあげることもあった」。川端前統括官と谷口元役員の交際を知る関係者はこう話す。

 複数の関係者によると、谷口元役員は約3年前に、都内の電気通信工事会社の社長と知り合った。社長に対し、同社の業務に関連して中央省庁の官僚を紹介すると頻繁に打診。その後、自身の兄が同社の取締役に就任した(今年5月に辞任)。

 元役員は川端前統括官らを銀座の高級クラブや焼き鳥店で接待する際、社長を同席させることがあり、自身の接待費の一部を負担させていた。特捜部もこれら会合の領収書など、関連資料を入手しているという。

 医療コンサル、柔道整復師、化…

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