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 日本年金機構に委託された年金のデータ入力業務で問題が相次いだ「SAY(セイ)企画」(東京都豊島区)をめぐり、厚生労働省が2015~17年度に委託した資料の電子化業務にも納品遅れなどの契約違反が見つかった。同省職員も作業が期限内に完了したと装う調書を作り、納品前に同社に委託費を支払っていた。同省が27日に発表した。職員の処分を検討しているという。

 問題があったのは戦時資料の電子化業務で、いずれも同社が一般競争入札で契約した。同省によると、他の業務に追われた担当職員の16年度と17年度の発注が年度末になったため、同社に翌年度の納品を認めた。16年度分については、納品前に作業が完了したとする調書を作り、委託費約8千万円を支払った。同社からの納品は15、16年度分が今年4月、17年度分はないという。

 同省は同社を27日付で指名停止9カ月の処分とし、約400万円の損害賠償を請求した。ただ同社は解散し、清算手続き中だ。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(佐藤啓介)