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 文部科学省の局長級幹部が逮捕された接待汚職事件で、東京地検特捜部が、同省前国際統括官の川端和明容疑者(57)以外の複数の同省幹部からも、医療コンサル会社元役員の谷口浩司容疑者(47)から受けた飲食接待について事情を聴いていることが関係者の話でわかった。特捜部は谷口元役員が同省幹部への接待で人脈を広げていたとみて、捜査を進めている。

 関係者によると、聴取の対象になっているのは、同省の局長級を含む幹部ら。特捜部はこれまでに、前局長の佐野太被告(59)=受託収賄罪で起訴=や川端前統括官が所属していた部署以外にも、広範囲に捜索した。前局長と前統括官の汚職事件を捜査する中で、他の幹部らに対する谷口元役員の接待を把握し、説明を求めているとみられる。

 特捜部は、谷口元役員が川端前統括官らへの接待で使った費用の一部についての領収書などを入手し、裏付け捜査を進めてきた。接待は銀座の高級クラブや焼き鳥店などで行われており、谷口元役員は費用を知人の会社に負担させていたという。特捜部は会社側からも、同席した幹部らと谷口元役員とのやりとりなどを聴いている。

 関係者によると、谷口元役員は特捜部に対し、川端前統括官と飲食したことは認め、「家族ぐるみの付き合いをしており、賄賂ではない」と逮捕容疑を否認している。

 聴取を受けた同省幹部の一人は「捜査に関わることは話せない」としている。