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 水産加工業などで働く外国人が増えている焼津市と市国際友好協会は29日、海外出身の小中学生に向けた進路説明を同市田尻の和田公民館で開いた。外国生まれの高校生が講師役で、進学のポイントを説明した。

 外国出身者の機会を広げようと2014年に始まり、この日はフィリピンやブラジル、インドネシアなどの小中学生や保護者約35人が参加した。市によると市内の外国人は約3900人で、労働力不足のため年に200~300人増えているという。

 清流館高校1年のクリビジェロス・ニコルさん(15)は自動車会社で働く父親と小学6年時にペルーから来日。中学卒業で国内進学と帰郷で悩んだが「日本で大学に行きたい」と進学を決めた。辞書を持ち歩いて日本語を勉強したといい、後輩たちに「どんな進路も努力すればかなう。諦めろと言われても頑張って」と語った。

 焼津高の生徒会副会長で5年前に来日した山本真理子さん(17)は母親がフィリピン人。「日本語を間違えても直してくれる友達が大切。自信を持って話して」とはげました。参加したブラジル出身の中学生ノムラ・ミライさん(14)は「話すのが苦手でも心配しなくていいと教えてもらった」と笑顔を見せた。(矢吹孝文)