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 福岡県行橋市の夏祭り「今井祇園祭」で28日夕、戦前に途絶えた舁(か)き山「元永(もとなが)山笠」が100人を超える男衆に担がれ、77年ぶりに復活した。

 大祖大神社・須佐神社近くの空き地で組み上げられた山笠の総重量は5・5トン超で、舁き山では国内最大級という。担ぎ手は市外からの応援も含め総勢約130人。「せーの」の掛け声に合わせて山笠が動くたびに、見守った観客から歓声と拍手が上がった。

 1941年が最後となった山笠の部材は一部を除き、11年前に発足した地元の元永山笠振興会が寄付や補助金など700万円を集めて新調した。

 今年は試し舁きで、空き地内を10メートルほど移動し、山笠が完全に浮き上がったのはわずかだった。振興会の片山豊嗣会長(47)は「きれいに巡行できずに残念。課題も見えたので努力が必要」。数年後に地域を巡行する「完全復活」をめざすという。(久恒勇造)