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 助産師の浅野智恵(ともえ)さん(48)が、流産や死産の赤ちゃんに着せるために小さめの服を手作りして家族に贈る活動を続けている。自身も死産の経験があり、子を亡くした母親に孤独感を感じさせないよう、向き合っている。

 小さめの服は柔らかい色合いで肌触りもなめらか。布が重なった部分がでこぼこして着心地が悪くならないように外側に縫い目を出し、はだけないように腰あたりはレースのリボンで結べるようにしてある。

 水戸赤十字病院(水戸市三の丸3丁目)に勤務する浅野さんは、助産師として別の病院に勤めていた22年前、授かっていた赤ちゃんを19週目で亡くした。両手のひらを並べたくらいの大きさの男の子だった。定期健診を受けた際に心音が止まっていることがわかり、おなかから取り出す手術を受けた。銀色の冷たい皿に乗せられた赤ちゃんを見て、その場で泣き崩れた。

 手術後、「せめて服を着せてあげたい」と思った。周囲の人から「お人形の服を着せたらいいじゃない」と言われたが、人形の服は布がかたく、首回りも窮屈で着心地が悪そうに思えた。新生児用の服を急いで用意したが、50センチの肌着は小さな体をすっぽりと覆い隠してしまった。

 当時勤務していた病院は忙しく…

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