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 15年ぶりに火星が地球に大接近した今夏。天体望遠鏡が活躍する場面も増えそうです。最近はスマートフォンを使って、初心者でも気軽に楽しめます。天体観測に出かけませんか?

 夏は天体望遠鏡がよく売れる季節だという。ヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市)では、7メーカーの約30品が並ぶ。売り場担当の山口勇樹さんは「火星の大接近が重なり、売れ行きは好調。自由研究にもぴったり」と語る。

 望遠鏡の選び方にはポイントがある。例えば、天体をどれぐらい拡大できるかを示す「倍率」と、観察した時の明るさを示す「口径」。数値によって天体が大きくなったり、明るくなったりして見える。初心者向けは約1万円から買えるが、倍率と口径はいずれも小さくなる傾向だ。倍率が140倍以上で口径が60ミリ以上だと、接近中の火星の模様まで確認できるというが、価格は3万~5万円。

 レンズを使った「屈折式」と、鏡を使った「反射式」では特徴も異なる。屈折式は視界が安定して手入れもしやすく、商品数も多い。反射式は中心部が鮮明に見え、口径が大きいタイプでも価格が手ごろだ。

 観測では近年、「星座早見盤」に代わり、スマホの活用が進む。星空にスマホをかざすだけで、見えている星座が表示されるアプリが人気。月食や彗星(すいせい)が「いつどの方角で見えるか」がわかるアプリも登場した。

 メーカー各社は、望遠鏡とセットで使う「接眼レンズ」に、スマホを取り付けられる専用アダプターも相次いで発売。手ぶれを抑えた本格的な天体写真の撮影ができるようになった。天体望遠鏡の国内最大手、ビクセンの担当者は「スマホで撮った天体写真をSNSに投稿するなど、楽しみ方が広がっている」と話す。(西尾邦明)

大接近記念 赤い限定品

 ビクセンの「ポルタⅡA80Mf(RED)」は、火星の大接近を記念して7月に売り出した限定品だ。同社で人気がある望遠鏡の本体部分を火星をイメージして赤色にし、付属の接眼レンズも182倍まで拡大できる。ヨドバシカメラなど一部の量販店での数量限定。実勢価格は5万5千円前後。

手軽に楽しめる卓上型

 ケンコーの「スカイエクスプローラー SE―AT100N」は、反射式の卓上型の望遠鏡だ。自宅ベランダやキャンプ場などで手軽に使える。見つけた天体を自動で追える機能もある。別売りの専用器を取り付けてパソコンにつなげば、写真や映像も記録できる。参考価格は3万3千円前後。

安定抜群ワンタッチ三脚

 ミードの「AZM―90」は、天体観測の初心者向けの屈折式で、扱いやすいとされる。口径90mmを採用していて、付属の接眼レンズは23倍から190倍までに対応する。望遠鏡を支える三脚はワンタッチ式なので組み立ても簡単で、安定感があって揺れにも強いという。参考価格は3万円前後。

大口径 より明るく観測

 ナショナルジオグラフィックの「80―10114反射式天体望遠鏡」は、114mmもある大きな口径で、天体を明るく観測できる。ハンドル1本で天体を追うことができる「赤道儀」を搭載している。本体の重量は屈折式よりも軽い。6月末に売り出され、参考価格は3万3千円前後。

天体望遠鏡の売れ筋ランキング

①ビクセン スペースアイ700(RED) 1万9980円

②ビクセン スペースアイ600 1万3760円

③ミード EQM―70 1万8220円

④ビクセン スペースアイ700 1万9710円

⑤ビクセン モバイルポルタA70Lf 3万6860円

⑥ケンコー KGA―04 1770円

⑦ケンコー SE―AT100N RD 2万9920円

⑧ナショナルジオグラフィック 90―70000 4万3070円

⑨ビクセン スターパル50L 1万3250円

⑩ビクセン ポルタⅡA80Mf 4万6560円

※ヨドバシカメラの通販サイトの7月27日時点の売れ筋。価格は税込み(きりとりトレンド)

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