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 コメ業界が中国への輸出を本格化させる。限られていた輸出拠点が広がったためで、卸売り最大手の神明(神戸市)が先陣を切った。日本でコメ離れが進むなか、政府も大市場の中国に活路を求める動きを後押ししている。

 「グループ工場から中国に輸出できるようになり、計画が立てやすい。機動的に注文に応えられる」。神明の藤尾益雄社長は7月30日、神戸市東灘区の倉庫から富山県産コシヒカリ17・2トンを送り出し、表情を緩めた。

 コメは船で運ばれ、9月には中国の百貨店や日系スーパーなどに並ぶ予定だ。店頭価格は2キロで2500円程度と日本の2~3倍になるものの、富裕層を中心に買い手がつくとみる。第2便となる25トンの注文もすでに入っており、9月中に兵庫県産コシヒカリも輸出する計画だという。神明は傘下に回転ずしチェーンの「元気寿司」「スシロー」を持つ。都市部の店舗には訪日客も目立つだけに、「日本のコメの評価は高い。訪日先から帰国した後も食べたいという需要は中国でも見込める」(藤尾社長)と期待する。日本食店を中心に業務用コメの販売を広げるだけでなく、中国の通信大手や金融大手とも取引を始める。中国で盛んなインターネット販売や、携帯電話の使用料でたまるポイントの交換品として、コメを扱ってもらうことなども検討中だ。

 日本のコメ輸出(2017年度)の3割を占める神明。それでも、同社が扱うコメの量全体からみれば、輸出は1%未満にすぎない。これを機に、中国向けの輸出量を20年度にはいまの20倍となる2千トンへ、25年度には100倍の1万トンへ増やす計画だ。

■中国のコメ市場、日本の…

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