28日にノエビアスタジアム神戸であったJ1神戸―柏戦。初先発した神戸のスペイン代表MFイニエスタがボールを持つたびに会場がわき上がり、急所を突くパスが入るたびに感嘆の声が響いた。
神戸の選手たちはまだまだ連係不足のものの、イニエスタの動きに呼応するような動きを見せ始めた。対戦相手の柏MF金甫炅も「能力がずば抜けている。相手のプレスを1タッチ2タッチでかいくぐってしまうことを肌で感じた」とため息をつくほどだ。
なぜ、こんなに視野に広く、パスのうまい選手が育ったのか。5年前のことだった。2008年、12年の欧州選手権、10年のW杯で優勝したスペイン代表の強さを取材していた際に、イニエスタの関係者にも話を聞いたことがある。
なかでも印象に残っているの…