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 人口減少が進み、高齢化率日本一の群馬県南牧村。村の最西北端にある限界集落の星尾地区で、かつて親しまれていた温泉の公衆浴場が、住民やボランティアの寄付と手作業で68年ぶりに復活した。築約150年の古民家を改修し、かけ流しの日帰り温泉として8日から開業する予定だ。

 岩山を望む同地区には今も「塩水鉱泉」と呼ばれる温泉水が湧出(ゆうしゅつ)し、1913年に検査機関が発行した成分分析記録も残る。33年に公衆浴場が開業したが、50年にはまき不足などで廃業した。当時を知る近くの小林幸男さん(87)は「よく温まり、肌がすべすべになった。住民の憩いの場でもあった」と振り返る。

 その後は使われないままになっていた温泉の存在を知り、昨春に公衆浴場の復活を目指すプロジェクトを立ち上げたのは、千葉から同地区に移住して11年前に民宿を開いた米田優さん(70)だ。住民や知人に呼びかけてボランティアと資金を募り、インターネットのクラウドファンディングなどで集まった約230万円を元手に、ボイラーや資材などを購入した。

 ボランティアには移住者や村に…

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