[PR]

 米フェイスブック(FB)社は7月31日、FBや傘下の写真共有アプリのインスタグラムで、不審な投稿をしていた32件のアカウントなどを削除したと発表した。11月の米中間選挙をひかえ、現在もFB上で米社会の分断を狙う動きがあることが明らかになった。

 同社によると、削除されたのは、組織的に不正な投稿をしていたアカウントや、団体やイベント向けに作る「ページ」で、2017年3月から18年5月にかけて作成されていた。「ファシズムに対抗しよう」と訴える8月のワシントンでのデモなど約30件の集会などを呼びかけていた。投稿内容は多岐にわたっているが、米社会の分断をあおるようなものが多かった。

 これらのページからは計150の広告が出され、約1万1千ドル(約120万円)の広告費が支払われていたという。

 同社は「活動は巧妙になっており、誰がやったのかは特定できなかった」としている。ただ、ロシア政府との関連が指摘され、16年の米大統領選の際に偽の情報を投稿したとされる団体「IRA」が、今回削除した投稿の一つを共有していたことが分かっており、同社はロシアの関与を示唆している。(サンフランシスコ=宮地ゆう)