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 旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたのは違憲だとして宮城県の女性が起こした国家賠償訴訟で、国は31日、仙台地裁に準備書面を提出した。地裁は国に違憲性の認否を示すよう求めていたが、「主張する必要性が乏しい」として見解を示さなかった。

 準備書面で国は、手術の被害を救済する立法をしなかったことについて、「憲法適合性のいかんにかかわらず、国家賠償法で補償する制度があり、立法の不作為が違法でないことは明らかだ」と主張。「憲法適合性が主要な争点にはならず、主張をする必要性は乏しい」と述べた。また「憲法適合性が国民の権利にどう関わるか、原告の主張が明らかでない」とした。

 国は9月12日に開かれる第3回口頭弁論で準備書面を陳述する。

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