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支援通信

 住民の避難所生活が続く岡山県倉敷市真備町で、日中、子どもが自由に過ごせる居場所が開設されている。市内外の3学習塾でつくる岡山次世代スクール協会が、薗(その)小学校で運営する「まなびのひろば」だ。

 学校のコンピュータールームに、塾のスタッフやボランティアが待機。自由帳やクレヨン、トランプやオセロなどを用意し、訪れた子どもたちは思い思いに過ごすことができる。

 事務局を担う「学塾 誠和学舎」の高山和成さん(28)によると、町内は復旧作業の車が行き交い、土ぼこりが舞うなど水害前とは環境が激変した。生活の立て直しに必死な大人を気遣ってか、被害を赤裸々に話す子は少なく、我慢している様子がうかがえる。

 そんな中、「屋根の上に逃げて救助を待った」「ランドセルが流されてしまった」と、水害に遭った時のことをぽつりぽつりと話す子がいる。「ここへ来て、友だちと話したり遊んだりして、本来送れたはずの夏休みを少しでも取り戻してほしい」という。

 小中学生が対象で、利用は無料。8月31日まで、午前10時~午後3時。子どもの話し相手をする学生ボランティアも募集している。問い合わせは高山さん(080・3888・9433)。

学校に学習室

 倉敷市は避難所になっている小中学校に学習室を開いている。岡田小▽薗小▽二万小▽倉敷東小▽倉敷西小▽連島東小▽連島南小▽連島南中▽水島中▽福田中▽第二福田小▽第五福田小▽上成小▽乙島小▽船穂小▽穂井田小の16校。開室時間などはそれぞれ異なる。

 また、岡山県教育委員会は総社市にある総社南高校に、被災した中高生専用の学習スペースを設けた。8月10日まで、午前9時~午後4時。朝と昼の1日2回、倉敷市内の二万小、真備ふるさと歴史館を出発する無料の送迎バスも運行。詳細は県教委のサイト(http://www.pref.okayama.jp/site/16/別ウインドウで開きます)に掲載されている「被災された児童・生徒及び保護者の皆様へ 避難所での学習スペースについて」へ。問い合わせは県教育庁高校教育課(086・226・7585)。(山田佳奈)