杉田水脈氏寄稿、出版社の責任は ネットと深化の影響も

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大内悟史、高久潤
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 自民党杉田水脈(みお)衆院議員が同性カップルを念頭に「生産性がない」などと書いて批判されている寄稿について、掲載した月刊誌「新潮45」の責任も問う声が上がっている。雑誌は時に、テレビや新聞が避けるような主張をあえて紹介することなどを通じて「多様な視点」を提供してきたメディアでもある。杉田氏の寄稿を載せたことは許されないのか。

 寄稿は7月18日発売の月刊誌「新潮45」8月号に載った。杉田氏は同性カップルについて「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と主張。日本社会は歴史的に「寛容な社会だった」とし「LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか」などと記した。

 これに対し、LGBTの人たちへの「人権侵害だ」「差別の存在を認めない発言」などと杉田氏を非難する声が上がった。ネット上では「雑誌がヘイト(スピーチ)をばらまくのか」などと批判の矛先は出版した新潮社にも向いた。

 同誌が杉田氏の寄稿を載せたのは今回が初めてではない。ここ数年、新潮45を含めた右派系総合雑誌に登場する「常連」の論者のひとりとして、昨年9月号では、シングルマザーについて、離婚の理由が相手の暴力でも「そんな男性を選んだのはあなた」「ある程度は自己責任」と批判。今年6月号では、「不用意に女性を持ち上げた結果」、「日本がずっと大切にしてきた価値観が失われた」などと主張していた。

 いずれも反発を受けたが、こ…

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