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 井山裕太名人・七冠(29)への挑戦権を争う第43期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)は2日、最終4局が一斉に打たれ、すでに名人挑戦を決めている張栩九段(38)は最終戦も勝ち、旧名人戦を含め史上6人目の全勝優勝を飾った。一方、前名人の高尾紳路九段(41)のリーグ陥落が決まった。前名人がリーグ戦に戻ってすぐに陥落するのは史上初めて。来期はリーグ復帰を目指して最終予選から参加する。

 リーグ落ちする成績下位の3枠は、最終ラウンドを前に誰も決まっておらず、前期、名人位を奪われたばかりの高尾九段を含め、5人に陥落の可能性があった。このうち先に全局を終えた余正麒七段(23)=3勝5敗=を除く4人が生き残りをかけて対局。高尾九段は張九段に黒番中押しで敗れ、黄翊祖八段(31)も芝野虎丸七段(18)に黒番中押しで敗れ、ともに2勝6敗で陥落となった。また村川大介八段(27)は羽根直樹九段(41)に白番中押し勝ちして3勝5敗で残留。同じ3勝5敗ながら村川八段よりもリーグ順位が下の余七段の陥落が決まった。

 陥落の可能性があった河野臨九段(37)は山下敬吾九段(39)に白番中押し勝ちし、4勝4敗でリーグを終えた。

 張九段と井山名人との七番勝負は28日に東京で開幕する。

【最終結果】①張栩九段(8勝0敗)②芝野虎丸七段(6勝2敗)③山下敬吾九段(4勝4敗)④河野臨九段(4勝4敗)⑤羽根直樹九段(4勝4敗)⑥村川大介八段(3勝5敗)⑦余正麒七段(3勝5敗)⑧高尾紳路九段(2勝6敗)⑨黄翊祖八段(2勝6敗)(村上耕司)