[PR]

 ハウス食品は6日から、袋入り即席ラーメン「うまかっちゃん」の新商品「濃厚新味」を西日本で売り出す。同シリーズを発売してから39年を迎えるが、初めて細くて固い麺を採用。スープにはラードを使い、近年人気の濃厚な本場の博多ラーメンにより近い味わいを実現したという。

 麺は揚げた縮れ麺で、太さを従来品の直径1・4ミリから1・2ミリと細くした。ゆで時間は90秒。細くても麺のコシを楽しめるという。スープは濃厚さを重視し、粉末スープには豚エキスを配合した。別添えの調味オイルにラードや豚骨から抽出した油を使い、ネギ油で香りにアクセントに付けている。

 3日午前に福岡市内で開かれた新商品説明会では、従来の定番「うまかっちゃん」と、新発売の「うまかっちゃん 濃厚新味」を食べ比べる試食会があり、記者も参加した。

 麺の太さの違いはわずかに0・2ミリ。見比べただけでは差がわからなかったが、はしで持ち上げると濃厚新味は麺に縮れがほとんどないのがよくわかる。

 口に入れるとその差はよりはっきりと出た。従来品はもっちりした食感だったのに対して、濃厚新味はしっかりした歯ごたえを感じた。担当者は「5分たってものびず、強いコシは変わらないですよ」と話す。

 濃厚新味のスープは、ネギ油の香りがより強く、ふわっとただよってきた。味が濃くなったと感じるがくどさはない。繰り返し食べられそうな味わいだ。

 人によって好みが分かれそうだが、私は新商品の方が好きかも。

 濃厚新味の開発には約2年がかかった。開発担当の冨永弦さんは「従来のうまかっちゃんの世界観を残しながら、香りやコクを深めた。多くの人に受け入れてもらえる自信がある」と胸を張る。

 うまかっちゃんは1979年に発売し、これまで累計約34億食が売れたヒット商品。現在、うまかっちゃんのほか「からし高菜風味」など5商品を定番として西日本で販売する。「濃厚新味」を新しい定番と位置づけていて、近畿、中四国、九州、沖縄で売り出す。1袋84gで、希望小売価格は税別105円。(田幸香純)