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 サッカーJ1の清水エスパルスを運営するエスパルス(静岡市清水区)は3日、記者会見し、30代の男性元社員が、6年間にわたってチケット代など計約6700万円を着服していたと発表した。7月31日付で男性を懲戒解雇とし、左伴繁雄社長も月額3カ月分の30%減給処分となった。

 同社によると、男性は2011年から同社に出向し、今年4月まで総務室で経理を担当。12年から6年間、チケット代やスポンサーからの協賛金を本来より低く計上したり、物品代を水増ししたりするなどして着服していたという。

 今年7月に後任の担当者が明細のチェックをしたところ不正が発覚。聞き取り調査に対し、男性は、物品購入や遊行費などのために架空請求をしたと認めた。全額返済を約束し、7月までに約半額が返済された。

 男性が1人で経理を担当していたため、監査でも不正は分からなかったという。同社は改善策として「全ての業務のダブルチェック」などを挙げ、左伴社長は「内部管理体制の問題点を洗い出し、社内のガバナンスの強化を図る」と話した。(増山祐史)