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 串間市は1日、来年度から市民病院(同市西方、黒木和男院長)で妊婦の出産や入院の受け入れができなくなると発表した。理由は産婦人科の医師不足。非常勤医による週2、3日程度の外来診察や妊婦健診は来年度以降も続けるという。

 同病院は市内で唯一、出産を扱ってきた。来年度から市内の妊婦は、日南市など市外の医療機関に通うことになり、妊婦本人や家族の負担が増えそうだ。

 病院の平尾伸之事務長によると、産婦人科(8床)には宮崎大医学部が常勤医を派遣してきたが、4月に大学側から「来年度以降の医師派遣が困難になった」と通知があった。

 市は大学側に派遣継続を要望する一方、医師派遣会社などにも依頼してきたが、見通しが立たないため受け入れ断念を決めたという。平尾事務長は「引き続き医師確保に向けて努力するが、来年4月以降に出産する妊婦の方に知らせるため発表した」と話した。(菊地洋行)