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 空き家の増加に歯止めをかけようと3月に連携協定を結んだ県と上山市、東北芸術工科大、県住宅供給公社が、空き家活用のモデルとして改修した第1号住宅が上山市内で完成した。

 改修したのは、1982(昭和57)年に建てられ、2015年から空き家になっていた2LDKの木造平屋建ての住宅。JRかみのやま温泉駅から徒歩7分の住宅街にある。市が所有者と交渉し、同公社が購入。芸工大の馬場正尊教授(建築設計デザイン)が監修し、900万円ほどかけて改修した。和室を全てフローリングにし、北側にあった台所を南側に移した。壁を補強し耐震性を高めたという。

 県の調査では、活用可能な県内の空き家のうち、住宅市場に流通しているのは約6%。県建築住宅課の鈴木淳一課長補佐は「行政が踏み込んで所有者に働きかけることで、市場に出てこない空き家を処分するきっかけになる」と話す。

 改修した住宅は土地(約235平方メートル)付きで、小学生以下の子どものいる世帯に1580万円で販売する。応募期間は9月1~7日。応募が多い場合は抽選。(上月英興)