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 アフガニスタン東部パクティア州で3日午後、イスラム教シーア派のモスク(礼拝所)を狙った爆発があり、内務省によると、少なくとも30人が死亡、80人以上が負傷した。アフガンではシーア派は少数派で、多数派のスンニ派系の過激派組織に繰り返し攻撃されている。現地時間の同日午後8時現在、犯行声明は出ていない。

 爆発が起きたのは、州都ガルデズのモスク。同省によると、金曜日の集団礼拝で数百人が集まっていたところ、武装した男らが押し入り、銃を乱射した後、2人が自爆したという。地元テレビは、爆風でガラスが飛び散り、壁に多数の穴が開いた様子を報じた。爆発後、同国最大の武装勢力タリバーンは関与を否定する声明を出した。

 アフガンでは近年、過激派組織「イスラム国」(IS)の支部が、東部ナンガルハル州を拠点にシーア派を狙った爆破テロを繰り返している。支部はタリバーンなどの分派を吸収し、現在は数千人規模の戦闘員がいるとみられている。

 国連アフガン支援団(UNAMA)によると、アフガンでは2016~17年、シーア派の宗教施設を狙った攻撃が少なくとも12件あり、住民ら計230人が死亡。IS支部はうち8件について犯行声明を出した。街頭デモや集会を狙った攻撃も相次いでいる。(イスラマバード=乗京真知)