愛媛)済美、開幕日に中央学院と対戦 両監督に聞く
第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高野連主催)が開幕する5日、済美は第2試合(午後1時開始予定)で西千葉代表の中央学院と対戦する。済美の中矢太監督と中央学院の相馬幸樹監督に互いのチームの印象や試合への意気込みを聞いた。
――相手校の印象と特に注目している選手は
中矢 春の選抜大会に出場した力のあるチーム。投手の大谷君、捕手の池田君は攻守ともに非常に良い。
相馬 四国の強豪校。投手の山口直君はのびしろがあり、一番警戒している。
――開幕日の試合。チームのコンディションは
中矢 3日に練習をしたときはもう一歩という感じ。直前までしっかり練習をして備えたい。
相馬 選手たちに楽しそうな顔が見え始めた。野球も気持ちに連動していくと思う。
――自分のチームで鍵となる選手は
中矢 投手の山口直、捕手の芦谷。バッテリーが相手を抑えることが大前提。
相馬 投手の大谷。西千葉大会では出場機会が少なかったが、彼が一発目でしっかり入ってくるとチームに勢いがつくと思う。
――理想の試合展開は
中矢 失点を3点以内に抑え、全イニングを通して4、5点を取れたら。
相馬 終盤まで接戦をして、なんとか粘っていきたいと思っている。
――勝敗を分けるポイントは
中矢 初回から三回までの入り。昨夏の甲子園を経験した選手は何人かいるが、それ以外の選手が浮足立たないようにしたい。
相馬 どこの大会でも初戦は難しい。やはり入りが勝敗を分けると思う。
――改めて意気込みを
中矢 昨年も開幕日の第2試合が初戦で、しかも一塁側だった。その点では同じだが、100回大会で試合ができるというのは本当に光栄なことだと思う。楽しんでやりたい。
相馬 節目の大会の開幕日に野球ができるという状況を楽しみたい。少しでも多く甲子園で試合ができるよう、初戦を勝ちたい。(村上綾、松本江里加)