拡大する写真・図版 西邑仁平さんが残した資料。村から出征するときの様子などの記述がある(滋賀県長浜市の浅井歴史民俗資料館提供)

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 73年前の敗戦時、陸海軍や内務、外務、大蔵各省など日本のあらゆる組織が、機密性のある公文書焼却に血眼になった。軍は警察を通じて全国の役場にも焼却を命じた。だが、命令に背いた人もいた。

 「うちに資料がある」。滋賀県長浜市の浅井歴史民俗資料館に、100歳を超えた西邑仁平(にしむらにへい)さんから、そんな話が持ち込まれたのは2006年の夏。倉庫2階には、茶色の薄紙で包まれ、縄で縛られた束が積まれていた。

 《令状交付終了ス》

 《応召員○○ハ/長浜駅発ノ列…

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