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 熱中症の疑いによる全国の死者数が7月の1カ月間で124人に上り、2008年の集計開始以来、1カ月あたり最多となった。総務省消防庁が公表した速報値を元に朝日新聞が集計してわかった。救急搬送数も5万2819人で過去最多を記録。連日続いた猛暑が「災害」となり、生命を危険にさらしている現状が浮き彫りになった。

 同庁が7日までに公表した速報値を集計した結果、7月に熱中症の疑いで救急搬送された人のうち、初診時に死亡が確認されたのは計124人。確定値ではないが、これまで1カ月間の過去最多だった10年7月の95人を大きく上回った。

 日付ごとでは、全国の観測地点の約4分の1で35度を超える猛暑日となった23日の16人が最多。22日の12人、18、19両日の11人が続き、中旬以降の死亡が目立つ。16~22日の1週間では65人に上り、1週間あたりで過去最多となった。

 救急搬送数も5万2819人に上り、これまでの過去最多だった10年8月の2万8448人を大幅に上回った。(岡戸佑樹)