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 欧州で南部を中心に記録的な猛暑が続き、フランスでは原発の原子炉が止まるなどの影響が出ている。

 仏では5日、南部ペルピニャンで37度を記録。ポルトガルでは4日に最高気温が46度を超えた。仏東部のフェッセンハイムでは4日、原子炉が一時停止した。原子炉の冷却に近くの河川水を使っており、温まった排水で河川の水温が上昇し、生態系に悪影響を及ぼすおそれがあるためだ。同じように河川水を使う仏国内の他の原子炉3基も今月初旬に一時停止した。

 南欧の猛暑のピークは6~7日と見込まれている。冷房がない車両も走るフランス国鉄ではこの夏、計100万本のペットボトルの水を駅で乗客に配布している。暑さでレールが膨張する恐れがあるため、点検要員も増やしているという。少雨で大気汚染も進み、パリなどの都市で排ガスが多い車両の通行を禁止している。

 AFP通信によると、スペインでは4日に44度を観測し、酷暑で3人が亡くなった。ポルトガルでは南東部エストレモスなどで森林火災が発生し、6人のけが人が出ている。オランダではジャガイモが生育不足で、生産者が「今年のフライドポテトは小ぶりになるだろう」と警告しているという。(パリ=疋田多揚)

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