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 第100回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に初出場する三重代表・白山は、初戦の愛工大名電戦まであと4日に迫った。選手たちは少しずつ調整のギアを上げている。

 開会式から一夜明けた6日は、ノックとバッティング練習を行った。投手陣はブルペンで軽めの調整。山本朔矢選手(3年)は「いよいよだという感じが高まってきた」。愛工大名電の動画を見てイメージを膨らませているといい、「ボールの高さに気をつけ、調整をしていきたい」と気を引き締めた。

 前日は開会式の後、開幕戦の星稜(石川)―藤蔭(大分)を観戦した。全国レベルの戦いを目の当たりにし、「ほんとにこんなところで試合するのかな」という弱気な声も漏れた。

 東拓司監督(40)は練習前に選手たちを集め、「ふわふわしているけど、このままだとただ甲子園に出ただけで終わってしまう」と檄を飛ばした。「ここまで来られたのはお前らの力だし、そこは褒めたい。ただ、甲子園はうちが120%の力を出してようやく互角のチームばかり。もっと声を出して全力で臨もう」

 気合の入った選手らはいつも以上に大きい声を出し、練習に取り組んだ。

 年間150試合以上の練習試合を組んできた白山。「1週間以上試合をしていないなんてあり得ない」(東監督)。練習の後半では、試合勘を取り戻そうと紅白戦を行った。

 栗山翔伍選手(3年)は「バッティングの調子がいいだけに、どんなボールでも振りにいってしまっている。感覚を取り戻して選球眼を高めたい」と反省の色をにじませた。

 練習後には全員で集まった。「アップのときから声が出ていなかった」「もっと野球を楽しもう」。互いに注意をし合った。栗山選手は「甲子園が高校野球で本当に最後の最後になる。ここから意識を高めていきたい」と気を引き締めた。

 東監督は「全力で取り組めば、観客も応援してくれると思う。もっと雰囲気を上げていきたい」と意気込んだ。(甲斐江里子)

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