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 73年前に広島に原爆が投下された6日、長崎市松山町の平和公園ではすべての犠牲者を悼み、平和を願って「長崎の鐘」が鳴らされた。被爆者らでつくる「長崎の鐘を鳴奏会(ならそうかい)」が主催し、今年で11年目。

 長崎に原爆が投下された午前11時2分、公園に「原爆を許すまじ」のチャイムが流れたのに合わせ、市民らが鐘を鳴らした。この日は約130人が参加。鐘は9日まで毎日4回、10分おきに鳴らす。

 鐘を鳴らす前には、随筆「長崎の鐘」を書いた永井隆の孫で、永井隆記念館の永井徳三郎館長が「鐘の音はここでしか響かないが、平和の思いが広がってほしい」とあいさつした。

 横浜市の中学2年、佐藤歌音さん(13)は「鐘を引くひもは重かったけど、それ以上に戦争の悲惨さを考え、心で平和の重みを感じました」。大阪府から家族旅行で訪れたという小学3年、大田真由紀さん(9)は「戦争はもうしたくない。鐘を鳴らし続けるように、平和が続いてほしい」と話した。(弓長理佳)