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 新潟県の花角英世知事は6日、経済産業省を訪ね、世耕弘成経産相と会談した。花角氏が6月の知事就任後、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働をめぐって経産相と意見交換するのは初めて。知事は再稼働への判断を示す前提として、県独自に進める福島第一原発事故の検証作業や避難計画づくりへの国の協力を求めた。世耕経産相は「全面的に協力させていただく」と述べた。

 昨年12月に、柏崎刈羽6、7号機が新規制基準の主要審査を通過し、再稼働に向けた地元同意が焦点だ。花角知事は「選挙期間中、原発に『賛成できない』『動かさないでほしい』という声をあちらこちらで聞いた。県民の原発に対する思いは深刻」と指摘、再稼働の是非は検証作業後に示す意向を改めて示した。

 また知事は、洋上風力など再生可能エネルギーの先進県となるような取り組みを進める考えを示し、7月に改定されたエネルギー基本計画に盛り込まれた「再生可能エネルギーの主力電源化」や「原発の依存度低減」へ向けた道筋やスケジュール感を示すように求めた。世耕経産相は「定期的に専門家による科学的レビューをしっかりやって、数字をつめていく」と述べるにとどまった。(桜井林太郎)