[PR]

(6日、高校野球 沖学園4―2北照)

 大会2日目の6日、第3試合の沖学園(南福岡)―北照(南北海道)の試合中に動けなくなった北照の選手に、沖学園の選手が駆け寄って手当てをする場面があった。

 九回表、左翼手の岡崎翔太君(3年)が、左中間の打球を二塁へ送球した後、両ふくらはぎがけいれんし、立てなくなった。沖学園の三塁コーチ・上園凱斗君(同)が冷却スプレーをもって走り、岡崎君の足を冷やしながら「大丈夫?」と声をかけた。

 北照の地元・北海道小樽市の7月の平均気温は20・2度。岡崎君はイニングごとにスパイクを脱いで足を冷やしていたが、直前の八回の打席から右ふくらはぎに違和感を感じていたという。「北海道と比べると、湿気がすごかった。わかっていたのに、情けない」

 上園君は「三塁側にいたので自分が一番近かった。冷やす物を持っていたので、倒れた瞬間に助けようと思った」。控えの高原敦彦君(2年)もベンチから左翼へ走り、水を届けた。

 高原君に指示をした沖学園主将の阿部剛大君(3年)は「相手は北海道のチーム。足がつるのは当然のこと。敵だとしても助け合うという気持ちは野球に必要だと思う」と話した。

 8分間の中断を終え、岡崎君が守備に戻ると、両方のアルプスから拍手が起こった。岡崎君は「沖学園のスタンドからも『がんばれ』という言葉が聞こえた。同じ高校野球をやっていた仲間として、うれしかったです」。(合田純奈)

こんなニュースも